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2023/09/19 17:38




男性不妊とセレン


男性の妊娠力を高めるために大切な栄養素といえば「亜鉛」が有名ですが、亜鉛に次いで必要な栄養素と言われているのが「セレン」です。
子どもを希望している男性はセレンをしっかり摂取するよう心掛けましょう。
また、パートナーの女性はぜひ、セレンを含む食材を使った料理で男性の妊娠力アップをサポートしましょう!



セレンは必須ミネラルのひとつ


亜鉛やビタミン、鉄分といった栄養素の名前は耳にする機会が多いものの、セレンについてはあまり聞いたことがない、あるいは名前ぐらいしか知らないという方も多いことと思います。

セレンは必須ミネラルのひとつで、別名セレニウムとも呼ばれます。
細胞を酸化させて老化や病気を招く原因となる活性酸素を抑制する働き(抗酸化作用)があり、そのパワーはなんと、同じく抗酸化物質として知られるビタミンEの50~100倍!非常に高い抗酸化力を持つことから、ガンの抑制や動脈硬化の予防が期待できるミネラルとして注目されています。



精子の質を高めて活発な精子を増やす


セレンは病気の予防やアンチエイジングといった健康効果と共に、男性の精子や精巣機能とも深い関わりがあると考えられている栄養素です。
セレンには高い抗酸化作用があり、細胞の酸化による損傷を防ぐ働きがありますが、これは精子を作る細胞に対しても同様で、酸化による質の低下を防ぎ、活発な精子を増やす働きがあると言われています。
また、ある研究によって「活発な精子にはセレンが多く含まれ、不活発な精子にはセレンが少ない」というデータも報告されています。さらに近年では、精巣の発達を促して男性ホルモンの分泌を増やす作用があるとも言われています。

医学的メカニズムについてはまだはっきりと解明されていない部分もあります。しかし、男性が摂取したセレンの約25~40%は生殖器に集まっていること、精液にも多く含まれていて射精の度に体外へ排出されていること、精子の頭部と尾部をつなぐ重要な接合部に多く含まれているといったことからも、セレンは男性が正常な生殖機能を維持するために欠かせない栄養素だと言えるでしょう。



セレンを多く含む食材


セレンは主に魚介類に多く含まれています。健康な食生活を送っていればほとんど不足することはないと言われていますが、日頃あまり魚を食べないという方や洋食が多いという方は注意が必要です。
下記を参考に、一つの食材に偏ることなく様々な食材からバランス良くセレンを摂取するようにしましょう。

セレンを多く含む食材

帆立・牡蠣・わかさぎ・イワシ・カツオ・うに・長ネギ・玉ねぎ・かつお節 など

セレンの効果的な摂り方

セレンを摂る際、ビタミンEと一緒に摂ればより高い抗酸化作用が期待できます。ビタミンEもセレンと同じく、精子の活性化や精巣機能をサポートする栄養素ですから、セットで摂取してさらなる妊娠力向上を目指しましょう。

ビタミンEを多く含む食材

アーモンド・なたね油などの植物油・あんこうの肝・いくら・イワシ・大根葉・かぼちゃ など
また、ミネラルを体内で吸収しやすい形に変える「キレート作用」を持ったクエン酸やビタミンCと一緒に摂取するのもお勧めです。

クエン酸・ビタミンCを多く含む食材
レモン・梅干し・キウイ・いちご・酢・アセロラ など



ただしセレンの過剰摂取は逆効果に…


ただし、セレンは他のミネラルと比べ毒性が強く、必要量と中毒量の差が少ないため、摂り過ぎには注意が必要です。
慢性的に過剰摂取すると胃腸障害や嘔吐、疲労感、神経障害、皮膚のトラブルといった中毒症状が起こる場合があります。また精子の質を下げてしまうという研究結果も報告されており、セレンで精子や精巣機能に良い影響を期待するのであれば、「不足でも過剰でもない、ちょうど良い摂取量」を心掛けなければなりません。

セレンの理想的な摂取量は1日あたり30~60μgです。とはいっても毎回の食事に含まれるセレン量を数値で知ることは難しく、必要量を摂取できているかどうか不安になってしまいますが、基本的に和食を中心に肉・魚をバランス良く食べていれば大きく不足することも過剰に摂取することもありません。一方、サプリメントで食事以外からも摂取している方は、1日に摂ることになるセレン量をしっかり確認し、過剰摂取にならないよう注意しましょう。