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2023/10/03 16:26


男性不妊に有効なアロマ


アロマテラピーというと「香りを楽しむもの」や「女性の趣味」といったイメージをお持ちの方は多いことと思います。
確かに、アロマテラピーは数ある種類の中から自分に合った香りを見つけて、部屋を香りで満たしたりマッサージに使ったりして楽しむものです。しかし、ただ趣味で楽しむだけのものではありません。アロマテラピーは芳香療法や香料治療とも呼ばれ、心身の健康を促進する効果があることが分かっています。

医療現場では補完医療・代替医療の一つとしても認識されています。とはいっても利用方法は簡単で、基本的な知識さえ身につけておけばどなたでも手軽に実践できるもの。
趣味として楽しみたい方から心身の不調に悩んでいる方まで幅広くライフスタイルに取り入れることが可能です。

男性不妊でお悩みの方はその解消のため、妊活中のご夫婦は妊娠力を高めるためにぜひアロマテラピーを役立てましょう。


まずは…知っておきたいアロマの基礎知識


前述の通り、アロマテラピーは香りを使って心身の不調を解消するものですが、この“香り”はどのような材料から作り出されているかご存知でしょうか?

答えは、花、葉っぱ、実、根っこ、樹皮といった植物の一部です。
アロマテラピーでは植物から抽出した揮発性の濃縮液体(精油またはエッセンシャルオイル)を使用します。精油には使用された植物の有効成分がギュッと詰まっていて、空中に拡散させたり皮膚に塗布したりすることによって、爽やかな香りを楽しみつつ特有の健康効果が期待できます。
自然界にある植物を利用した健康法ですから、メリットとしては、医薬品とは異なり体への負担が小さいという点が挙げられます。
もちろん作用も穏やかですから、自分に合った精油を見つけて習慣的に実践し、長い目で効果を見るようにしましょう。


精油の基本的な使い方は芳香浴とトリートメント


精油の主な使い方は2通り、「芳香浴」と「アロママッサージ」です。

芳香浴とは部屋中を香りで満たす方法で、アロマポットやアロマライト、アロマディフューザーいった専用の芳香器を使って精油成分を空中に拡散させます。アロマテラピーといえばこれと言われるぐらい、最もポピュラーな方法です。

一方、アロマトリートメントはマッサージによってアロマを楽しむ方法で、精油を希釈して直接皮膚に塗布します。
体が清潔で、血行が良くなっているお風呂上がりにおこなうとより効果的です。
他にも精油をお風呂に入れて入浴する「アロマバス」や、タオルに精油を染み込ませて気になる部分に当てる「アロマ湿布」などがあります。初心者が実践しやすのは手軽に楽しめる芳香浴ですが、ご自身が取り入れやすい方法、最もリラックスできる方法を実践すると良いでしょう。


男性不妊におすすめの精油は?


精油には様々な種類があり、それぞれに特有の香りと働きがあります。
男性不妊でお悩みの方におすすめの精油は以下の6つです。

ジャスミン
精子の量を増やす・精力を増強する・ストレスを緩和する など。

サイプレス
精巣機能の正常化を促す など

ローズウッド
精巣の働きを活発にする・ストレスを緩和する など

サンダルウッド
血行を促進する・精力を高める など

イランイラン
精力を高める・心身をリラックスさせる など

ローズ
精液量を増やす・ED解消に役立つ など

心地よい香りが漂う空間でご夫婦揃ってのんびり過ごす、精油で代わりばんこにマッサージするなど、アロマテラピーはご夫婦で取り入れられる健康法です。ご夫婦一緒に実践すれば、より良い効果が期待できることでしょう。


妊娠中に使ってはいけない精油


男性不妊解消のため、あるいは妊娠しやすい体づくりのためにご夫婦でアロマテラピーをおこなう場合、知っておきたいのが「妊娠中に使ってはいけない精油」です。
精油の中には妊婦さんは禁忌とされている精油がいくつかあります。
専門家によって意見が違っていたりと曖昧な部分もありますが、念願の赤ちゃんを授かった際に知らずに使っていて後悔することのないよう、知識として身につけておきましょう。

妊娠中は避けたい精油


通経作用のある精油
生理を促し、生理不順を解消する作用を持つ精油です。
例)クラリセージ・サイプレス・ラベンダー・ローズマリー・カモミール など

ホルモンバランスに働きかける精油
女性ホルモンと似たような働きを持つ精油です。
例)フェンネル・セージ など

子宮収縮を促す精油
子宮の収縮させ、分娩を促す働きのある精油
例)ジャスミン・クローブ・サイプレス など

他にもヤロウ・マジョラム・ユーカリなど、多くの精油が禁忌とされています。
また、使い方においても肌への刺激となりやすいアロマトリートメントは避けた方が良いと言われています。全てを覚えることは難しいので、妊娠中にもアロマテラピーを楽しみたいという場合はまず専門の方に相談することをお勧めします。