男性向けサプリメント|OGハーブ公式サイト

2023/10/04 14:41




男性不妊と年齢について


多くの方がご存知のように女性には「妊娠適齢期」というものがあり、この期間を過ぎた頃から少しずつ妊娠しにくくなっていきます。そしてやがては、個人差はありますが、自然妊娠は難しいとされる“年齢的タイムリミット”もやってきます。

男性も女性と同様に、加齢と共に妊娠しにくくなったり、年齢的タイムリミットを迎えたりするのでしょうか?
男性不妊と年齢の関係について、様々な見解をまとめました。



精子は加齢の影響を受けにくいが無関係とはいえない


男性不妊と年齢の関係について医学的に見た場合、「精子は加齢の影響を受けにくい」といわれています。
それは精子が女性の卵子と違って日々生産されているからです。

女性の場合、卵子は胎児の時に一生分つくられ、卵巣に蓄えられたまま年齢を重ねていきます。そのため卵子は女性の年齢分だけ老化し、どんどん質が下がっていきます。さらには貯蔵されている卵子は出生後から数が減り続け、最終的には閉経と共に0個に…。
このような生殖メカニズムから、女性には妊娠における適齢期やタイムリミットが存在するといわれています。

一方、男性の精子は精巣で毎日新しいものがつくられ、約3ヶ月で射出できる状態になります。ですから基本的には、女性の卵子のように老化や劣化といった影響を受けにくいと考えられるでしょう。しかし、全くの無関係であるとは言い切れないのが現状です。
最近の研究、特に海外の研究においては男性の精子も加齢と共に穏やかに劣化し、妊娠率に影響するという説も多くあります。



日本生殖医学会による見解1

「精子数や精液量が減少する」


男性不妊と年齢の関係については様々な説がありますが、ひとつ参考に出来る信頼性の高い情報として、多くの産婦人科医や生殖医学研究者が在籍する「日本生殖医学会」の見解をみてみましょう。

日本生殖医学会の見解によると、男性は年齢が上がるにつれて1日につくられる精子数が減少し、精液量も少なくなってしまうとされています。30歳代の男性と50歳代の男性を比較した場合、精液量は3~22%、精子運動率は3~37%、精子正常形態率は4~18%ほど低いというデータも報告されているそうです。



日本生殖医学会による見解2
「自然流産の確率が上がる」


日本生殖医学会によれば、45歳以上の男性は25歳未満の男性に比べて約2倍、自然流産率が上がるという研究データも報告されているそうです。また、40歳以上の男性が自然流産に影響するリスクは、30歳以上の女性と同じくらいであるとするデータもあります。流産の多くはその原因として自然淘汰によるものや女性側の問題などが挙げられますが、男性の加齢が影響する可能性もあることが示唆されています。



日本生殖医学会による見解3

「治療成績も下がる可能性が」


さらには加齢に伴う精子の運動性の低下により、不妊治療時の受精率や妊娠率など、治療成績が下がる可能性も指摘されています。
最近の研究報告においては、35歳以上の男性は不妊治療の出産率が低下するというデータもあるそうです。ただし、これに関しては過去に「ほぼ影響ない」とする研究データも多数報告されており、あくまでもひとつの見解として捉えた方がよいかもしれません。



精力減退やEDは加齢による男性不妊のひとつ


男性不妊の原因は精子の数や質に限ったことではありません。
精力減退や勃起不全(ED)による性機能障害も男性不妊の原因であり、これは年齢が上がるにつれて発症しやすいことが分かっています。
一般に精力減退やEDは40歳以降から発症しやすくなると言われていますが、単純に加齢が原因で起きる場合だけでなく、ストレスやプレッシャー、疲労、過度の飲酒、生活習慣病などが関わっているケースも少なくありません。高齢であってもライフスタイルを見直し、改善することで、症状を快方へ導くことは可能です。



エネルギッシュな若々しい体を保つために…「生活習慣の改善」


男性不妊と年齢の関係については統一された見解がなく、医師や研究者によって様々な説が論じられています。しかし、加齢に伴い、女性ほどではないにしても精子の質が下がる恐れがあるという説がある以上、男性も極力早いうちに子どもを持つことを考えた方がよいに越したことはないでしょう。
また、実年齢=体の年齢ではありません。
例え実年齢が20代であっても、食生活や生活習慣の問題により、体が実年齢より老化しているということはよくある話です。

やはり若々しくエネルギッシュな体には、元気な精子が産生されます。
子どもを希望している男性は活力溢れる体を維持するためにも、体の老化予防・若さづくりを試みましょう。
まず第一に始めたいのは生活習慣の改善です。喫煙・不規則な生活リズム・ストレス過多・栄養バランスの乱れ…これらの生活習慣の問題は全て、体の老化を早めることにつながります。今一度ご自身のライフスタイルを見直し、ひとつずつ改善していきましょう。



エネルギッシュな若々しい体を保つために…「抗酸化食品の摂取」


体の老化予防・若さづくりに欠かせないのが「抗酸化食品の摂取」です。
私たちが普段口にしている食品の中には、老化を抑制してくれる抗酸化力を持ったものがたくさんあります。
ただしあくまでも食品ですから、ほんの少し摂取したぐらいでは恩恵にあずかることはできません。

毎日の食事の中に意識的に取り入れて長期的に摂取するようにしましょう。
以下に代表的な抗酸化食品をご紹介します。

抗酸化食品の一例

野菜
かぼちゃ・人参・キャベツ・トマト・にんにく・生姜・セロリ など

果物
バナナ・イチゴ・ブルーベリー・キウイ・グレープフルーツ など

その他食品
納豆・アーモンド・鮭・イクラ など

ドリンク
緑茶・赤ワイン など