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2023/10/04 14:12




男性不妊における自然妊娠の確率


近年、不妊治療が一般的なものとして周知されてきたとはいっても、いざ不妊クリニックを受診するとなると躊躇してしまう方は多いものです。特に、人工授精や体外受精、顕微授精といった生殖補助医療に対しては、まったく抵抗感なく受け入れられるという人の方が少ないのではないでしょうか。

私たちの認識としてはまだまだ「子どもは自然に授かるもの」であり、できることなら医療の力を借りず自然に授かりたいと願うのはごく自然な考えです。また、自然に授かる・医療により授かるという考え方にこだわりはなくても、高度医療になれば多額の治療費がかかってしまうという点からも、できれば自然に授かりたいと考える方は多いことでしょう。

「男性不妊で自然妊娠は難しいと言われた。もう本当に自然妊娠は望めないのだろうか?」 
このページではそんな切実なお悩みにお答えするべく、男性不妊と自然妊娠の確率について様々な見解と情報を集約しました。



そもそも人が自然妊娠する確率はとても低い


不妊という問題に直面するまで、あるいは妊娠について正しく理解するまで、多くの方は漠然と「性交渉すれば簡単に妊娠する」という考えを持っています。ですが、生物学的にみて人間は非常に妊娠しにくい動物だといわれていて、何の問題のない健康な男女であっても妊娠する確率は約20%ほど…。
さらに女性には妊娠適齢期があるため、女性の年齢が適齢期を離れるほど妊娠率はより低くなっていきます。
そもそも私たち人が自然妊娠する確率自体が非常に低いのです。
男性不妊における自然妊娠の確率を考えた場合、精子数や精子運動率などが低い分、さらに妊娠する確率は下がるといえるでしょう。



精子が一匹でもいれば自然妊娠の確率はゼロではない


前述の通り、人はそもそも妊娠しづらく、これに男性不妊という問題が加わればさらに妊娠しづらくなります。しかし、男性不妊であっても精液中に1匹でも精子が認められる場合、自然妊娠率はゼロではありません。妊娠は例え1匹でも妊娠能力のある精子が卵子の元へ辿り着けば成立するのです。
とはいえ、精子が女性の体内に侵入してから卵子の元へ到達するまでの道のりは、数億、数千万の精子があっという間に数百、数十匹にまで脱落するほど非常に厳しい道のりです。やはり精子の数が多いほど卵子への到達率も上がり、早期に妊娠しやすくなります。女性の妊娠適齢期といった問題もあわせて考えると、医療の力を借りて効率よく妊娠を目指した方がよいでしょう。


自然妊娠を目指すために医療の力が必要なケースも


男性不妊の中には治療を受けることによって自然妊娠の確率が格段に上がるケースもあります。
例えば精索静脈瘤という症状がこれにあたります。精索静脈瘤は精巣などに静脈瘤ができることで、精巣の温度上昇や血流停滞が起こり、精巣機能が低下してしまう病気です。外科手術により改善でき、治療後は精子の数や運動性の向上、奇形率の減少といった効果が期待できます。
反対に、そのまま放置していても自然に改善する病気ではありません。
基本的に自然妊娠を目指すか不妊治療を受けるかは個人の自由であり、それぞれご夫婦の判断で決めることですが、このように器質的な原因は医療の力を借りることで自然妊娠の可能性も広がります。自然妊娠を目指すために、医療が必要な場合もあるということはきちんと理解しておきましょう。


生活習慣の問題を改善して本来ある妊娠力を最大限に


自然妊娠を目指すと決めたなら、まず生活習慣の問題を見直し、改善しましょう。タバコ・ストレスの蓄積・過度の飲酒・生活リズムの乱れなどは、精巣機能を低下させ、精子の数や質を低下させると考えられています。少しでも精子の状態を良くするため、これらの生活習慣の問題を改めましょう。注意すべき生活習慣については以下のページをご覧ください。




「体に良いことは精子や精巣にも良い」継続的な健康づくりを


栄養バランスのとれた食事を心掛けたり、運動習慣をつくったりなど、健康な体をつくることは精巣機能を高め、精子の数や質を向上させることにつながります。ぜひ積極的におこないましょう。
一度始めたら最低でも3ヶ月は続けるようにしてください。体内で精子が生産されてから射出されるまでには約3ヶ月の期間を要します。今射出された精子は直近3ヶ月間の体の状態を反映したものなのです。ですから、どんな体づくりをおこなうにしても、3ヶ月は続けてみないと効果の有無が判断できません。体づくりは継続的におこなうことが何よりも大切です。無理なく続けられることから始めてみましょう。



女性の排卵日付近は性交渉の機会を多く持つこと


自然妊娠の確率を上げるには当然ながら性交渉の機会を多く持つことも大切です。
女性の排卵のタイミングは些細なストレスや体調の変化でズレることがあります。排卵日だけでなく、排卵前後の期間も性交渉の機会を持つことで、妊娠の確率を上げることが出来るでしょう。

また、良好な精子の状態を保つには、“出し過ぎず溜め過ぎず”が良いと言われています。
排卵期だけ性交渉をおこなうのではなく、普段よりご夫婦のコミュニケーションとして定期的に性交渉の機会を持つことにより、良好な精子の状態を保つことが出来るでしょう。